感想「運命の番 TSUGAI ~双子のα~」*ネタバレ

運命の番 TSUGAI ~双子のα~

参皇ルイ (CV:久喜大)

参皇ヨリ (CV:佐和真中)

http://bitterprincess-label.org/omega.html【公式HP】

女性向けシチュCDでは異色のオメガバースをテーマにした本作。

どゆこと!?と思いつつ…双子が久喜さんと佐和さんということでほぼノリと勢いで購入。

これまでビタープリンセスさんの作品は「黒い夢 第二夜」を聴いたことがあるだけなんだけど、やっぱりこういう攻めた作品を得意とされてるんだろうなと思った。

 

本作は運命で結ばれた三人のお話なんだけど、ドロドロしてるというより割とあっさりな三角関係だった。三角関係モノの中では初心者向けというか、誰も病んでないし気持ち的に手を出しやすい作品だなと思いました。

第二弾もあるみたいなので、動向を見守りたいと思います。次も3Pかなあ。

 

ただ~ごめんなさい!!!

私最近純愛ブームが起きてるので、今作を聴いて3Pモノは当分控えようかなと思いました。これについては一番最後の 余談 で語ります。

*シチュエーションCD(18歳以上推奨)の感想を綴った文章です。

 お好きな方はお楽しみください。

*あくまで個人の感想です。

 

本編の感想

大まかに言うと、学園に転校してきたΩのヒロインが双子のαに迫られるお話。

双子とデートに行って親密度上げるイベントや、双子がヒロインを賭けて剣術で決闘するイベント、そして最終的にヒロインが舞踏会で踊るダンスのペア(運命の番)を選ぶことでエンドが分岐します。

別に笑うシーンじゃないってことは理解してるんだけど、個人的に舞踏会で踊るシーンなんかフフッってなってしまった。

ちなみに私はルイ派。

 

本作におけるオメガバースについて

BLの世界に浅い私はオメガバースをきちんと理解していないのだけれど、男女間でもすんなり受け入れられたし、なんならめっちゃエロくていい設定!と思った。

発情期ってエロいなあ…発情期になると体が理性を超えて求めてしまうってナニソレー!

あと双子が「発情期に中〇しすると確実に妊娠する」って言ってたんですが、確実に妊娠するって言葉の響きがとても好きだった。

 

ヒロインの転校理由がかわいそうだった。

βだと思ってたのに本当はΩだと分かりそれまでの学校に通えなくなったから、ってそんなことあるんだ…!発情期とかあることを考えると、あらかじめ学校は分けておいた方がいいのか?と詳しくない私は思いました。

 

学園について

道中でヨリが説明してくれましたが学園は島にあって、中世ヨーロッパの文化が色濃いそう。(個人的にイメージは私立常盤坂学院の学校と近い感じ)

生徒が嗜んでるものも乗馬・剣術・チェスととにかく洋!

学食で味噌汁とかサバの味噌煮とか絶対出ない…と庶民は少し寂しかったよ…

 

一個気になったのは、転校生であるヒロインの歓迎会ってなに!?

クラス単位でやるのか分からないけど、やべえな(怖い)と思った…

あとこの学園って島にあるから社会と隔絶されてるイメージなんですが、それって学園自体がαとΩの出会いの場になってるからなの??

 

キャラクターについて

双子って良いよね~!!!

この二人は瞳の色も同じだし、一卵性なのかなあ。けどこの双子声は全然似てないなと思った笑 性格のイメージに合わせたんだろうね。

あと視聴の時点で察していたけど、キャラの性格はファンタジー世界の住人感が強かったです。

 

【ルイ(兄)】

「俺を拒む女がいるだと…!」っていう、いにしえからの俺様キャラ。

強気で傲慢なんだけど、たまに見せる弱った姿が母性本能くすぐる系男子。

 

ルイは出会い方からしてポイント高かった。不意打ちみたいのって良いよね。

あとキスが絶対にうまい。オスの本能丸出しって感じで迫ってくるんだけど、あー慣れてんなの一言に尽きる。

口下手なのでちょいちょいん?ってなる発言はあったけど、ハピエンの最後でこれからもっといい男になるって言ってくれたし、伸びしろに期待したいと思った。(何様)

 

【ヨリ(弟)】

能ある鷹は爪を隠すっていうよね~。

優しくて穏やかな敬語キャラ。

次男っていうポジションでも病んでなくて、健気で好感の持てる弟だった。けどめんどくさく無い程度に、ちゃんと兄への劣等感を隠し持ってる感じも良かった。

 

佐和さんは敬語が似合うなと思うと同時に、執事でも無いのになんでこんなに敬語なんだろう?と少し不思議だった。

壁を作られてるような気になるので、私としてはもう少し柔らかい口調が好みだ……!ごめんね。

 

【ヒロイン】

よく転ぶ子という印象。ラッキースケベを発生させるのがうまそう。

大人しくてちょっと抜けてるタイプだと思う。

 

二枚組CDとHシーンについて

CDは二枚組になっていて

一枚目はドラマパート

二枚目はHありの分岐エンド(ルイ、ヨリ、3P)

 

丸々一枚がドラマパートと長い分、双子の人間性はよく知れるようになってた。デートとか舞踏会とか、日常場面が多かったし。

ただ二枚組ってことで割と頻繁にHするもんだと期待してた私は、正直肩透かしをくらってしまったよ…。

 

ただエッチはどエロかった!!!(ステラ特典のルイBADが好きです)

久喜さんの濡れ場、前よりエッチになってる気がするー!なんか濃くなった感。

 

佐和さんは前から思ってたんですが、耳舐めの音が綺麗だなと思う。

舐められてる時のチュパ音?が飴玉を転がしてるような感覚になるっていうか……エッチなんだけどほどよくさっぱりしてて、丁寧に舐めてらっしゃる感じがきゅんとする。

 

ステラワース特典CDについて

「ルイBADEND 恭順」

ヒロインが舞踏会のパートナーにヨリを選び、これに怒ったルイに犯されます。

全体的にルイからの愛は感じなかったし、無理やりなのでドМ向けでした。

 

フ〇ラさせられるシーンがあって、その時の声がすっごくエッチだった。こういうのが好きな人は、これ聴くだけでも価値あると思う。

久喜さんがご出演されてる「やさしい楽園」にもフ〇ラシーンはあるんだけど、その頃から考えると久喜さんパワーアップしたなと思います。

私男性が興奮した時に一瞬出る上ずった喘ぎ声が大好きなんですが、それが聴けて大満足でした。

 

余談 三角関係モノとかについて思うこと

三角関係モノの3人で生きていくエンド(男キャラ二人がヒロインの夫ポジを狙って対立してる状態)って無限ループ感があって、関係性として物凄く不安定な感じが正直どうなんだろう?と色々な作品を聴く中で私は思うようになりました。

お互いへの嫉妬とかももちろんあるだろうし、そんな状態の3人がこれから先やっていける想像が私にはできないんだよね。

冷静に、私はいつか一人を選ぶときが来るんじゃないかな…と思うタイプです。

 

あと本作で一つ疑問だったのは、ルイエンド・ヨリエンドがあったけど、オメガバースという世界で選ばれずあぶれてしまった男性はその後どうなるんだろう…ってこと。

運命の番に選ばれなかった人生って辛くないですか、大丈夫?とそのあたりのことが気になってしまいました。